トレードオフ

弘子さんは、イケメンだけどあんぽんたんな良成さんと、ブサイクだけど収入が安定している美浦さんの2人から同時にプロポーズをされ悩んでいます。どのように意思決定すれば良いのでしょうか?(当該事由の場合、他の選択肢を模索する方が賢明だと思いますが…)

 

このように「こちらを立てればあちらが立たず」状態をトレードオフといいます。

これらの状況はビジネスで非常に多く起こり、どれを選択するかによってその後の結果に大きな影響を与えます。代表的なものの一つに投資が挙げられ、利回り(利息)とリスクがトレードオフの状態にあります。「ハイリスクハイリターン」などという言葉を聞いたことがあると思いますが、これは高い利回りを望めば高いリスクを伴うということです。

例えばAという職人さんに発注するよりBという職人さんに発注する方が金額は安いけど品質が低いというリスクを伴う、などということです。ビジネス上非常に多く発生するので適切な意思決定が必要です。

 

リスクフリーレートというものがあります。これはリスクを伴わないレート(利回り、利息)のことで、日本国債(10年債)の利回りがこれに該当します。

ということは、このリスクフリーレートを上回る利回りには必ずリスクが伴うということです。投資信託などは「元本保証はありません」とかの記載がありますし、株式投資などはもっとリスクが高いです。ましてや競馬などはほとんどリスクです。ですがあのとてつもない利回りは我々ビンボー人にはとても魅力的ですが…

 

ところで競馬の予想屋、解説者って何故いるのでしょうか?

当たらないからです。短期的に当たることはあっても通算すれば絶対に負けます。それを自身で分かっているので予想屋や解説者になっているのです。もし、勝つ方法を知っていればその方法を公衆(マーケット)に公開しません。公開するとオッズ(利回り)が下がるからです。そして黙って1人で儲け続ければいいのです。儲け続けることができないから、予想屋や解説者になっているのです。

ですので、彼らの最大のセールスポイントは話が面白いことで、決して予想が当たることではありません。

 

このような原理原則が分かっていれば詐欺(振込め詐欺みたなのではなく、投資、投機的詐欺)などに騙されるとは到底思えません。

非常に冷たい言い方で大変申し訳ありませんが…、

ぼんやりと人生を過ごし、持っている小金をラクして増やそうと欲に駆られて騙されるのでは…?

 

 

佐藤輝明、森下翔太、前川右京…

果たして誰を使うべきか?

この意思決定はトレードオフではなく、どんぐりの背比べです!

ウオーキングクラブ

今月は川口が担当します。

今年になって神奈川の、誰でも参加可能なウオーキングの会 に参加しています。

運動が大切というのはわかっていますが、特に好きなスポーツも無いしジムも長続きしないし自宅近くの散歩だけでは、物足りなくて、ネットで調べて行ってみているところです。

自分だけではなかなか行けず、歴史や地理の勉強にもなり、気に入っているのでご紹介しますね。

まずは、「ガイドと歩こう 東海道宿場町」です。

事前に予約が必要ではあるのですが、700円で誰でも参加できます。

先月は、品川宿ということで、高輪ゲートウエイ駅から泉岳寺、荏原神社などを経て品川神社解散の約6キロのコースを歩いてきました。

ガイドしてくださった方が歴史や裏話などに詳しくて、楽しかったです。

歌川広重の絵と現在の場所を見比べながら、古に思いを馳せるのもなかなか興味深く、高輪二十六夜待ちのことなど初めて知りました。

今月は、川崎宿。雑色駅から八丁畷駅までの5.5キロ。

川崎宿の成り立ちから、今年400年を迎える川崎市の話まで、これまた興味深く聞きました。

多摩川にかけた木造の橋は何度も流され、結局、渡舟を長い間使っていたそうです。

その渡舟にも権利が必要で、渡船権を得た川崎宿は川崎大師とともにやっと繁栄していけた。

今でも通じるような、営業の権利や補助金、また、天然痘のワクチンを接種した大きな本陣跡など、歴史は繰り返されるのね~。では、この先どうすれば?という思いにもなりました。

来月は、神奈川宿です。生麦事件の話が中心になりそうですが、とても楽しみです。

神奈川のウオーキングクラブには、その他にも鎌倉歴史ウオークや、富士山裾野ウオーク、少し遠出するバスウオークなど、さまざまな企画があります。ワクワクしますね。

歩きながら、学ぶことも出来るし、一人参加でも問題ないので、どんどん参加したいな~と思っています。

日常が戻ってきましたね

今年のゴールデンウィークは天気にも恵まれました。
そんな爽やかな天気に誘われ、遠出の予定はなかったのでが、
連休で空いていることを期待して連日ふらふらと出歩いてみました。

すると街中にはインバウンドの旅行者がたくさん。ここ2,3年の
閑散とした街とは打って変わって完全に街に活気が戻ってきています。
これが正しい日常なんだよな。と感じながらちょっと休憩のために
お茶でも飲もうとお店に入ったのですが、、、。
あれ?こんなに高かったけ。という価格設定。それでも満席で
並ばないと入れない。これは日常が戻ってきたのではなく、
新しい日常の始まりなのか?

30年間物価や給与が上がらず安い日本やっとと言われ出したのは
昨年のことだったような。それがインバウンドが戻ってきたのと
同時に様々なものが値上がりしてきました。
電気、ガスといったインフラ料金もそうですが、スーパーでちょっと
買い物しても今までの感覚の2割増し。
街中でお茶したり食事に行ったら3割増し。
安ければ安いほど良い。良いものをより安く。という今までのマインドが
いいものはそれなりに高いよね。と一気に変わってきたようです。

大きな変化がきているようです。変化はチャンス。この変化を前向きに
捉えることができるか試されているような気がします。
一気にインバウンドが戻ってきたように、人はそもそも動くことが好き。
どこかに行って、誰かと会って刺激を受けて何かを生み出す。
世界中でガマンしていたこの数年が一気に爆発しそうな予感です。

日常が戻ってきたのではなく、新しい日常に始まりですかね。

自家用車、いつまで運転するか?

ギリ50代の大里です。
自動車免許は高校卒業後にすぐ取得して(当然マニュアル)、たまに親の車を運転しつつ結婚するまでは中型2輪に長く乗ってました。
その後、自動車もあれこれ乗りましたが、今はパジェロミニのOEMである日産キックスに乗り続けています。
キックスは軽自動車らしくない車体と優れた悪路走破性などでとても気に入っているのですが、気が付けば購入から10年を超え、乗り換えを検討する時期になってました。
丁度三菱からデリカミニという方向性が似ていつつ最新の技術満載の車が発表されたので、ちょっと本気で買い替えを検討していた中で、自分を取り巻く環境がすっかり変わっていた事に気付かされてしまいました。

我が家の自家用車の稼働率が最も高かった頃は、平日は通勤で走らせ、休日は買い物や家族で遠出するなど、ほぼ毎日走らせていましたが、現在、自分は在宅勤務。通勤に使っていた奥さんも定年となり、子供は免許があっても運転せず、遠出する事もほとんどありません。
雨の日や、手荷物の多い時、緊急時など考えると確かに自動車の利便性は高いのですが、今後の稼働率を考えると(デリカミニは面白そうななんですけど、、、)買い替えは現実的ではないなあと、うじうじ考えているところです。

もともと運転されていない方には理解できないかもしれませんが、
長く車に乗っていると、車を所持しない状況というのは、ちょっと怖いというか、車が無い生活なんてあり得ないという感覚があって、
今回そう考える自分自身に対して更に驚きがあったりしました。
この葛藤は昨今話題になっている老年の免許返納問題に通じる部分があるように思います。

実際のところなかなか70歳以上の自主的な免許返納が進まない背景には、公共交通機関が弱い地方では、生活上不便とかいうのもありますが、
先にも書きました、それまでの生活環境が変わるかもしれない恐怖心という部分もかなり大きいと思われます。
ギリ50代の自分でもそうなので、70歳以上の方々になると、自由を奪われるレベルの恐怖心だろうと推察されます。
だからこそ、個人的には70歳以上からでも良いと思いますが、少なくとも80歳以上は強制的に運転不可にしないとダメだと考えます。

つい最近も福岡で90代運転の自動車が80代の歩行者をはねて死亡させた事故とかありましたが、もう双方にとって悲劇でしかありません。
どんなに体を鍛えていても頭がしっかりしていても、80代以上の方の運動神経と判断力では、緊急を要する道路状況への対応や運転は絶対に無理です。
※将来的に乗ってるだけでOKな完全自動運転可能な車が登場したらその限りではありませんが。

高齢による運動能力の低下は誰しも等しく訪れる事ですから、正しく向き合って行く必要があります。
自分も70歳を超えたら免許の自主返納をすべきかなあと緩く考えておりましたが、まさか家庭と仕事環境の変化が原因で、それよりも早く車に乗らなくなる日(事実上の免許返納状態!?)が来るかもしれないとは、、、

岡田はん、来年こそあんじょうたのんまっせ!

クック、クックー クック、クックー
年寄りにとって統一教会と言えば桜田淳子!
っていうイメージですが…

解散命令どうなるのでしょうか?

オウム真理教解散命令では宗教法人法第81条1項に該当するという判示ですが、
直接の原因は計画的大量殺人ということで今回の統一教会の事案とはちょっと違うような気がします。
ツボ買わないと殺すぞっ!ってことではないですよね。要は騙されたってことですよね?二世信者とか回避できない人たちは気の毒だとは思いますが…
いまだに騙されていないと思っている信者も多数いると思われます。
民法96条でも脅迫は保護するが詐欺は保護しない、つまり騙される方も悪い、って解釈だと思います。
この問題が突然こんなに重要視され決着を急ぐのは、結局政党との癒着解消に必死なのでしょうか?
民法の不法行為の適用解釈も一夜にして変わるし、宗教法人法の質問権も初めて発動するみたいだし…
瀬戸際大臣も更迭されかなり焦りがあるようですね。
この記事が出るころには結果が出ていると思いますが…

本件より極めて悪質で大量の信者を騙している事案があります。
悪徳宗教団体「阪神タイガース」です。

ファンクラブ会費という名目でお布施を集め、
後援会賛同金という名目で寄付金を搾取し、
ツボや印鑑の替わりにユニフォームやタオルなどグッズを売りつけ、
事あるごとに手を合わせて祈らせおきながら、ことごとく期待を裏切り、
国歌斉唱と称し、「六甲おろし」を唱えさせる。

しかし、ついに質問権が発動されました。(今年の定時株主総会の株主質問より)
「球場でイカ焼きを販売して欲しい」
「焼き鳥のタレの味が濃いのはビールをたくさん飲ませるための作戦なのか?」
「首脳陣以下、全員がかつての背番号40番、ラインバック選手の精神を心に刻んでもらいたい」

阪神電鉄の百北幸司常務の回答は
「すべてのご意見を貴重なご意見と考え、球団に持ち帰り、話をしておく」というごく一般的な発言にとどまりました。
そんな回答で信者を納得させられるかっ!

こんな団体も憲法20条で守られているんですね。
岡田はん、来年こそあんじょうたのんまっせ!

オンラインサポートその2

今月は川口が担当します。

随分前になりますが、オンラインサポートについて書かせていただきました。

今回は、その先のテクニック的なことではなく、もっと基本的なことについて書こうと思います。

パソコンと回線についてです。

これまで約3年ほど、オンラインサポートを経験していますが、一番大切なことは、インターネット環境(パソコンと回線)を整えることだと実感しています。

とにかく「切れない!(落ちない)」 というのが一番です。

大事なイベントのURLを自分で作るようになり自宅のネット環境を整えるのはさらに大切になってきました。

こうしたIT情報は全く素人で苦手なのですが、やらざるを得ない状況です。

(なので、ここでご紹介するのはご参考程度に・・。)

まずPC。

私がオンライン用に使っているのは、以下の2台です

■デスクトップPC(Windows )

CPU  Intel(R) Core(TM) i7-10700

メモリ 16.0 GB

ウェブ会議用には、CPU Corei3 メモリ 8ギガで良いと言われてますが、少し動画も編集したりするので、スペック高めです。

画面もかなり大きくて、横幅は54センチくらいあります。

これくらいあると、参加者が多くても隅々まで目が行き届きますね。

ただ、PC本体タワーがあり場所を取るのと、マイクとカメラが外付けで配線が多くすっきりしません。

しかしこの大画面に慣れてしまうと、後戻りできないです。

■MacBook Air

Apple M2チップ

メモリ 8GB

つい最近最新型のものにしました。これまでのMacBook Airは、2017年のもので、何故かだんだん繋がりにくくなってきたので、買い替えました。ウェブ会議に使うなら5年くらいが寿命なのでしょうか?今後の検証が必要です。

買い換えた最新のチップ搭載のMacBook Airは素晴らしい速さと使いやすさで大満足です。色々なサイトのパスワード設定も指紋認証のおかげでですいすい進みます。

サブPCとしては十分すぎるかなと思います。

サブPCは録画、画面共有、グーグルフォームの確認、スプレッドシートのクラウド共有などに使ってます。

サポート時にはこの2台に加え、iPhoneでメール確認、アップルウオッチで電話確認をする場合もあります。

オンラインが始まった頃は、4ギガのノートPCを使ってましたが、チャットを入れるだけでも時間がかかるし、何をするにしても反応遅く、すぐにフリーズしたり落ちる状態でした。PCのスペックは大事ですね。

次に回線についてです。

1戸建てでケーブルテレビ(CATV)を使っています。

CATVの速度テスト結果は以下です。

■デスクトップPC(Windows )有線

DL 271.4Mbps
UL 82.3Mbps

■MacBook Air 無線

DL 491.1Mbps
UL 62.8Mbps

PCスペックが高いので、そこそこの速度が出ていますが、問題は、基地局の不具合で以前2日ほどインターネットに接続できなかったり、設備メンテナンスでサービス停止が5日前に連絡があったりすることです。これでは、とても仕事になりません。

これまで問題なくすり抜けてきたのが奇跡だったのかもしれません。

そこで、CATVに加えニューロヒカリを開設しました。

ついに安心の2回線です。

ニューロ光の速度テスト結果は以下です。

■デスクトップPC(Windows )無線

DL 317.9Mbps
UL 96.2Mbps

■MacBook Air 無線

DL 134.1Mbps
UL 172.1Mbps

速いのが良いというより、一つの回線が切断したときに、もう一つがあるという安心安全が第一です。

回線に完全ということは無いと思いますが、できるだけの努力をして臨みたいです。

以上、インターネット環境について、でした。

「東京マラソン」

私ごとですが、来年2023年3月の東京マラソンを走ります。
当選は2019年9月。2020年の大会に参加する予定だったのですが、
コロナで延期。その結果下記のようになってしまいました

・東京マラソン2020 → 一般参加無し エリートランナーのみ
・東京マラソン2021 → 開催中止

ということで、当選の権利を2022年か2023年のどちらかの大会に
移行できる措置があり、迷わず2023年を選択したのでした。

2019年の当選から3年。しっかりと練習を積んでいれば、
自己最高を狙えるカラダになっていたはずなのに、コロナ禍で
運動不足になり、体重も増え、膝を痛め、、、、と言い訳の
オンパレード。このまま一生走れないカラダになってしまうのか?
いや、それではいけない。と7月から痛む膝を気にしながら
恐る恐るトレーニングを再開しました。

初日はなんと500mでダウン。翌朝筋肉痛だし情けないことです。
走るって体のいろんな筋肉を使っていたことを実感。
1週間明けて3キロ走り、その後は少しづつ距離を伸ばして
今やっと5キロ。うん、それでもいい感じです。以前は1回15キロ
から調子がいいと20キロ走っていたことを考えればまだまだですが、
これから涼しくなっていくので距離も伸ばせるでしょう。

そんなマラソン練習も、東京マラソンという目標があるからですし、
走れない状態から走るカラダに仕上げていくプロセスも面白いし、
何か新しいことに取り組むことは何かと学びがありますね。

そうそう、練習再開の記念に買ったのが、ウエアラブルメガネ。
スマホと連動させて音楽が聴けるメガネ。イヤホンを耳につけずに
走ると快適かなと期待したのですがこれは失敗。
オンライン会議用になってしまいました。使ってみないとわからない
のでこれもいい経験です。

さあ、8月中に10キロ走にチャレンジです。

さよなら IE

マイクロソフトが開発提供してきたInternet Explorer、通称IEのサポートが今年2022年6月16日をもって終了します。
ブラウザの歴史から見るとなかなかに感慨深いものがあります。

パソコンが、一部の趣味人のものから家庭用へと広まったきっかけは、OSの進化とインターネットの普及が要因として大きかったと思います。
そのインターネットを閲覧する為のユーザーインターフェース(UI)をウェブブラウザと呼称するのですが、私が初めて触ったのはネットスケープでした。
当時ネットスケープこそが唯一のインターネットへの入口であり世界への窓口でした。
接続はモデム→電話のアナログ回線→ダイアルアップ接続する方式で、フランスの美術館のサイトから数時間かけてjpeg画像1枚をダウンロードしたのも今では良い思い出です。
そんな時代にWindows95と共に登場したのがIEでした。ここからシェア争いをめぐるブラウザ戦争が始まります。
利用していた感覚としては圧倒的にネットスケープ信者の私でしたが、Windows98からOSの一部とするマイクロソフトの戦略で、Windowsの拡大=IEの拡大となり、ネットスケープのシェアは次第に先細りとなっていきます。

Windowsが職場に浸透していくにつれ、インターネットのIEとメールのOutlook(Officeも入りますが)はビジネスツールの基盤となりました。
こうなると圧倒的な母数が威力を発揮して、ブラウザにおける覇権をIEが獲得し続けていく事になるのですが、システムとして優れていたかと言うと微妙なブラウザでした。
ブラウザに求められる表示スピードの速さ、表示の正確さ、継続して表示できる安定性、改竄に対する強さなどが、当時のライバルだったネットスケープには及んでいなかったように思います。

特にホームページの制作サイドから見た時に、IEには本当に泣かされました。
ネットスケープが時代の波に乗り切れず退場した後は、IEがほぼシェアを独占する事になるのですが、ライバルがいなくなったからかIEはバージョン6からの進化が停滞します。
そう、後に制作現場を疲弊させる大きな原因となるIE6が爆誕するのです!!

IEがブラウザ市場を独占した後もインターネット世界は更に進化を続け、より自由度のあるレイアウトの実現、インタラクティブな表現への対応などがホームページ業界にも求められ、より進化したHTML技術の導入が開始されます。
IE6が停滞している間に登場した新興ブラウザ、Firefox、Opera、Safari、 Chromeは新技術を積極的に導入していきますが、それでも圧倒的なシェアを持つIEはしばらく動きを見せませんでした。

その頃のWebサイト制作現場では、実際の制作作業よりもブラウザの確認作業と対応に時間を割かれるような状況でした。
建前として、ホームページは全ての環境で同じように見えなければならないのですが、IE6がポンコツ過ぎて専用の対応をせざる負えない為、極端な話がデータを二つ(IEとそれ以外)作るような感じでした。
IE6にはそれ以外にもセキュリティーホールが多く対応が追い付かないなどかなり致命的な問題もあり、多少なりともシェアが下降し始めます。
ここに来てようやく危機感を持ったマイクロソフトはIEを7.0、8.0とバージョンアップするのですが、他のブラウザと標準化できるレベルとなるIE9が登場するまでは、制作現場は更に疲弊させられる事になります。

Firefox、Opera、Safari、 Chromeで普通に表示されるページが(SafariもVerによってやや癖がありましたが、、)IE8ではレイアウトがやや崩れ、IE7では一部の画像や色指定が表示されず、IE6に至ってはほぼ空白!
余りに悲惨な状況なのでクライアントに泣きを入れ、
「IE6対応だけは勘弁していただけないでしょうか?」とお伺いをたててみると
「決定権を持っている方がIE6を使っておられて、、、」との非情なお言葉!!!
結局JavaScriptなど多数の追加プログラムを駆使してIE6でもなんとか見れる状況まで持っていく不毛な残業が度々発生したのです。

そうIEの大きな問題は、Windowsとofficeがビジネスツールとして日本に拡大した為に、基本ブラウザとして簡単に変更できなくなった事にあります。
さすがに現在は減ったと思いたいのですが、多くの企業や官公庁で旧バージョンのWindowsOSをベースとして業務システムを開発したものの、更新する追加の設備投資を見込めないために、旧態依然としたシステムのまま業務を続け、IEがWindowsOSと密接に繋がっている事も相まって、簡単にバージョンアップ又は他のブラウザに変更出来ない体制になっていた事は、セキュリティ面において非常に重大な問題として度々報道されておりました。

個人的に記憶に残っているのが確定申告のe-Taxが2020年までIEにしか対応していなかった事です。国税庁ともなれば率先してセキュリティ問題に取り組むべきと思うのですが、問題があるとマイクロソフトからも注意喚起があったIEを、つい最近までe-Taxのメインブラウザに使う辺りが日本のデジタル化への取り組みを端的に表しているように思えてなりません。(現在も一部の役所業務でフロッピーが使われているとニュースになったりしましたが、WindowsXPベースのシステムとかかもしれませんね。)

あとは単純にデジタルに弱い勢&興味無い勢が、業務上パソコンを使わざる負えなくなったケースなどでは、必要であっても更新しないのが実情で、そういう方々に限って大きな権限を持っていたりして、制作現場の辛い日々は続いたのです。

実際IE6のサポート終了が発表された際、世界中のWeb関係者の間で一種のお祭り騒ぎが起こったほどの影響力だったのです。

その後IEはバージョン11まで開発されましたが、Microsoft Edgeの登場で正式にIEは開発を終了します。
そして時代はChromeが大きくシェアを伸ばし、IEを逆転。
EdgeもOperaもChromium(Chromeのベースシステム)での開発に切り替えた為、ほぼほぼChromeの独占状態となりつつあります。

Webサイトの制作側で言えば、其々のブラウザがWeb標準に沿って開発している事で、ブラウザ毎での対応は解消されたと言える状況になり、
ようやく本当にIEのバージョン毎にCSSを指定するなどの不毛な作業から解放されたのです( ˆoˆ )/
ただし、最近ではWebブラウザ以外の新しい端末用の表示対応も求められますので、作業量的には変化ないか、むしろ増えたかも!?(ノД`)・

年が明けてまた一つ歳を重ねた。

年が明けてまた一つ歳を重ねた。

というよりまた時代に取り残されていく。

以前は「近頃の若い者は」と思っていたが、

もはや自身が時代に取り残されていると自覚せねばなるまい。

TVを見ていると、

「続きはWEBで」と言うが、

果たして、その続きをわざわざWEBで見るような、そんな人間が本当に存在するのか?

と思うのは自分だけなのか?

もはやCMを見ても一体何のCMかさえ分からない時がある。

スマートフォンを使ってはいるが、おそらく機能の半分も使いこなせていないのだろう。

危険を冒してまでスマートフォンを見ながら歩いている輩がいるが、

そこまでして見なければならないほど重要な情報の取得の方法が分からない。

電車では物凄い勢いで画面を擦っている。一体何をやっているのか?

画面がすり減りはしないか? 指の指紋が消えないか?

はたまた火が起きないか、心配になってくる。

「携帯番号は何番ですか?」「090…だよ」

ご存じだろうか。090で始まる番号の所有者は、「じじい」「ばばあ」の証なのだそうだ。

画面を人差し指1本で触るのも然り、激しく擦るのは除外されるようだが。

言葉も通じない。

「レッテルをはられるぞ」「レッテルって何ですか?」

「九分九厘決まりだよ」「たった9.9%じゃないですか?」

そもそも若者たちの言っていることが分からない。

食事に行っても

「ばえるー」「これヤバい」

そんなに不味いのか?

そんな若者たちは「っす」を付けると敬語になるらしい。

仕事を依頼して「いいよ」と言われると腹が立つが、

「いいっすよ」と言われると「ああっ、敬われているんだなぁ」と思うこの頃である。

冬の庭仕事

今月は川口が担当します。

このブログを書いている今日は小寒。

これから節分まで一年で一番寒いとされる時期に入ります。

冬はかなり苦手ですが、ガーデニング好きには冬は大忙しの時期です。

特に薔薇のお世話は冬の仕事が盛りだくさん。

まずは剪定。すべての枝にはさみを入れないと花が上がってきません。

それからつる薔薇の誘引。頂芽優勢と言って、枝を横に倒して

「自分が頂点だ!」と思わせないと花芽が付いてきません。

人間界も似ていますか?

数年間、大きなランブラーローズをほったらかしにしていたので、

今年の誘引はとても大変でした。

古く太い枝をのこぎりで切り、新しい枝の世代へ更新していきます。

世の中の会社のことも思い浮かんできました。

世代交代。

もったいないけど、思い切って更新しないと次が育たない。

それから、寒肥。

株が眠っている間に、株元にたっぷり施肥します。

次の萌芽のための準備。

それから、消毒。

虫や病気の隠れ家になる葉をすべて取り除き、消毒散布。

悪いものは除去、そして悪いものが発生しない体制作り。

研修業界で働いているせいか、いろんな作業を会社のありように関連付けて考えてしまい、面白いような、苦笑いするような、連想ゲームをしてしまいました。

冬の雑草は、寒い中でとても強く土をつかみ、根を成長させていきます。

引き抜くのに力が必要だと、春先の草引きで実感します。

困難なことがあったら、冬の雑草のように根を張る時期だと思いましょうか。

小春日和の庭仕事は、来るべき春を思い描き、幸せな時間を過ごせます。

蝋梅の香りにつつまれながら。。