仕事に使っているDreamweaver※のアップデート情報がしばらく無い、、、
(※Dreamweaverとはホームページ制作の為のAdobe提供のツールです。)
因みにバージョンはDreamweaver2021なので、前回のメジャーアップデートから約4年も滞っている事になります。
個人的にすっかり慣れているツールだったので、あんまり気にしていなかったのですが、少し状況を探ってみると
ホームページ制作に関する環境が大きく変化している事を知りました。
私はホームページ黎明期と言える頃からWeb制作に携わってきました。
初期の頃はHTML辞典片手にコーディングをしておりましたが、2000年発売のマクロメディアDreamweaver4からツールを使っての作業を始めました。
ツールと言ってもHTMLの知識は必須で、あくまで補助的なものでした。
当時はWebを取り巻く環境が月単位で劇的に進化していた時期だったので、ツール開発側もその流れに追い付けない状況だったように思います。
ホームページ制作初期の頃は、色数に制限がありましたし、画像一つにしても徹底的にデータサイズを軽くしないと重くてホームページの閲覧が出来ないと苦情が入るほどでしたから、動画なんてあり得ない(そもそも動画を設置できませんでしたが、、、)。
それでも数々の裏技を駆使して表現の幅を広げようと苦心していた日々でした。
しばらくしてFlashが登場し、FlashアニメーションによってWebの表現にインタラクティブという言葉が多く使わるようになりました。
Flashはホームページのみならず、多くのオペレーションシステムのアシスト機能としても利用されましたし、Flashムービーなる映画も制作されました。
余談ですが、Flashはアニメーション機能に目が行きがちですが、ブラウザによって表示が異なる時代に、Flashプラグインを利用する事で、どんな環境でも統一して同じ表示を出来る点が大きなメリットだったと記憶しています。
少々昔話となってしまいましたが、最近のWeb制作と比較すると、当時のWeb制作はまさしくクリエイティブだったと感じています。
草創期特有の王道がまだ確立されず、それぞれが技法を競って様々なスタイルのホームページが乱立する時代と言うのか、他とは違うものを作る事が命題だったように思います。
さて本題に入りますが、今でもホームページによって個を主張する流れは有ると思いますが、以前よりもより中身で語る形になりつつあると見ています。
セキュリティ問題でFlashが消滅し、SEOが重要視され、Wordpressに代表されるCMSが広がり、スマホによるネット利用の一般化、そしてインフラ強化による利用データサイズの制限大幅緩和などなど様々な変化が起こった事で、最近のホームページの仕様はある程度共通化しつつあります。
現在ホームページに求められる仕様を集約するとある程度同じ骨格になるという事かなとも思うのですが、利用する側からも見慣れたスタイルの方が利用しやすいというのは大きな理由になるかと思われます。
利用するホームページのスタイルが共通化するという事は、制作環境も共通化できるという事です。
現在恐らく最も利用者の多いWordpressでの制作を考えると、HTMLの知識がなくてもある程度はホームページを制作可能です。
最近で言えばノーコードツールというものです。
カスタマイズしようと思えば、やはりそれなりの知識が必要となりますが、AIの登場でそれすらも必要なくなりつつあります。
最初のDreamweaverの話に戻りますが、DreamweaverはHTMLを理解できていないと使えない点を踏まえれば職人向けのツールです。
業界全体がノーコード+AIの流れになりつつあるとすれば、Dreamweaverにノーコード的なアシスト機能を付けるよりも、新規のツールを登場させた方が良いとなるのかもしれませんが、、
いずれにしても愛用するDreamweaverは開発終了になる可能性が高い(既に終了しているとの話もある)ようです。
それでも、まじで困るので、Adobe様!
Dreamweaverのメジャーアップデートどうかよろしくお願いします!!!