初投稿です。薔薇の話。

初めまして!この春から事務のお手伝いをさせて頂いているしております川口と申します。
スタッフと呼んでいただいていいのかどうか?優秀なメンバーが執筆するスタッフブログに書かせていただいていいのかどうか?躊躇していましたが、趣味の話でも良いということで今回投稿させていただきます。

私は横浜の郊外に住んでいますが、ここに家を建てた15年ほど前に庭に1本のバラを植えました。ピエールドロンサールというつるバラです。フランスで1985年に作出されたバラです。今ではどのバラ園に行っても植えられていますが、バラの世界では意外と新しいバラですね。このピエールに一目惚れしたのが、私のバラ作りのきっかけです。30センチほどの新苗を植え、一つ咲いた花が素晴らしく美しかったのです。その株は5年も経つとこのようにバーゴラを覆うような大株に育ちました。

その1本から、数年後には庭に100株のバラを植えることになり、オープンガーデンまでやるようになりました。

上の写真は数年前の写真になりますが、私の花好きがわかっていただけるかと思います。
珍しい花を種から育てたり、ハンギングバスケットを作ったり、お友達を呼んでガーデンパーティーを開いたり。その頃は働いてなかったので、専業主婦も満開ですね。

ピエールドロンサールの次にはイングリッシュローズにのめり込み、そのバラの香りに悩殺されていきました。イングリッシュローズというのは、イギリスの育種家デビットオースティン作出のバラです。香りにも興味がわきアロマテラピーの勉強に没頭したこともありました。

私は庭のバラをとてもとても“愛して”いたのです。
なぜ過去形かというと、いえ今でも大好きなのですが、テッポウムシに庭のバラを枯らされていったのです。どうしてもカミキリ虫の幼虫であるテッポウムシが駆除できなくて、枯らされるたびに心に大きな傷を負っていきました。大げさではなく・・。
もう駆除するのは諦め、今はなすがままです。(ほったらかしとも言います。)まだ少しは庭にバラは残っていますが、ほぼ全部の株が被害にあっているので枯れずとも樹勢が弱くなり悲しい庭になっています。
愛していればいるほど、壊されると深く傷つくものですね。今は「傷つくならば愛さない」心境でしょうか?できないけれど。
初投稿なのに、なんだか最後は変な暗さを醸し出してしまいましたが、次回は明るい投稿にしたいです。(またお花の話かもしれませんが悪しからず)

男女間のコミュニケーションについて考える~男女の脳の違いに起因する、は本当か?

今回は橋本が担当いたします。
職場や家庭など、人と人との間に生じる問題の70%は、コミュニケーションに原因があるといわれておりますが、実はこの割合は、どんなにSNSなどのコミュニケーションツールが発達してもあまり変わっていないようです。
特に男女間の会話については、ビジネス上のみならず、日常生活であっても、
・女はどうして、こんなことに、そんなに感情的になるのだろう?
・男って、何でこんなに鈍感で、こんなことにも気づかないの?
といった、思わず「え?」と感じてしまった経験は、少なからずあるのではないでしょうか?
今回は、私が関心を持っているテーマの1つとして、「男女間のコミュニケーションのスレ違いを招いてしまう根底にあるのは、男女の脳の違いに起因する」という説について、なかなか興味深いことが分かってきましたので、そのことについて述べてみます。

男性脳・女性脳という言葉が広く知られるようになったのは、世界的なベストセラーとなった『話を聞かない男、地図が読めない女~男脳・女脳が「謎」を解く』(アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著、主婦の友社、2000年日本発売)といってよいと思いますが、同書では、「男性は言語能力が劣っているため、人の話が聞けない」「女性は空間能力が劣っているため、地図が読めない」ことをはじめ、男性脳と女性脳の違いからくるそれぞれの特徴について指摘しております。(ちなみに、近年の研究では、方角や距離を記した地図が与えられた場合は、男性が正確に場所にたどり着くが、特徴的な建物や樹木など、具体的な目印や左右を使った指示を出した場合は、正確さは逆転し女性が上回るとのことです。これほど、この分野の研究成果は変わっているということですね。)

また、最近では、2018年10月発刊された『妻のトリセツ』(人工知能研究者・感性アナリスト・黒川伊保子著、講談社+α文庫)が結構話題となりました。同書は刺激的なタイトルながら、特に夫婦間での会話や感情のすれ違いは、男女の脳の反応の違いに起因し、その違いを知ることが、円満のヒントとなるということを記しております。
しかし、本書には科学者から否定的な意見も数多く出されました。その代表的な見解としては、「データの科学的根拠が薄く、脳科学の最新の研究成果を反映していない。男性の脳、女性の脳の平均値を集団として比較した差があっても、そのことで、男性の脳、女性の脳についての一般化はできない。脳には個体差が大きく、環境や教育などの様々な要因からの影響を受けるので、単純な因果関係で説明はできない。」(認知神経科学が専門の四本裕子東京大学・准教授、ナショナルジオグラフィックWeb記事より)があります。

脳の性差は、OECD(経済協力開発機構)が2009年に公表した報告書で、科学的根拠が薄い「神経神話」として警告しているうちの一つであるといいます。このように、例えばUFOや超能力のように、研究する対象の存在が怪しいか否かではなく、科学的に信頼のおける方法によって検証することのない(あるいはデータとして乏しい)ことを根拠にして主張をする、手法に問題がある論説は、「疑似科学」として、流布根拠することには危険性があります。代表的な例としては血液型による性格学があり、これによるレッテル張りや相性の推定などは、確かに避けなければいけないものです。

それでは、「科学的な根拠が薄い」からといって、男女の脳の違いからくる傾向については、学ぶには値しないと切り捨ててしまうべきなのでしょうか?その問いについては、私は必ずしもそうではないと考えております。というのは、私は、先ほど紹介した黒川氏監修のセミナー「ダイバーシティ・コミュニケーション講座」を受講したことがありますが、結構新鮮な気づきがありました。
この講座は、「男女が同様の教育を受けている現代社会では、意識して行う思考や行動に男女差はあまりありませんが、実際のコミュニケーション上で、思いがけない食い違いが生じてしまうのは、男女脳の感性領域のから生じる、無意識の、とっさの快・不快」が異なることが原因と考えると、説明がつくことが多い」として、「良かれと思っていることが裏目に出るケースがあり、互いに悪意がないために、かえって根が深いとも言え、単に感情面での問題にとどまらずに、ダイバーシティ推進の大きな妨げとなってしまう可能性にもつながります。」という考えのもと違いに、組み立てられております。
・目的の分からない話でストレスを感じる男性脳、共感してもらえないとストレスを感じる女性脳。
・大きな空間や複雑な気候を素早く把握する男性脳、興味の対象や僅かな変化も見逃さない女性脳。
・端的に言うと、ゴール指向問題解決型男性脳、プロセス指向共感型女性脳。
ということなど、かなり、男性・女性の行動傾向を知るヒントになると思われます。

そこで、男女の脳の違いについての、黒川氏の考え方を紹介いたします。
「男女の脳は、解剖学的には違いがあるとは言えません。男性にしかない器官や、女性にしかない器官があるわけじゃない。大きさのバランスが違う程度。ここにエビデンスを求めてしまうと、常に『そうとは言い切れない』という疑問にさらされます。しかし一方で、〝脳のとっさの使い方〟には、男女それぞれに類型があることがわかってきています。このとっさの使い方の違いが、現実世界の男女のミゾを作っているので気をつけよう、というのが、基本にある考え方です。」
ここで述べているのは、静的にはほとんど違いがないということは科学的に認められるが、動きを伴った無意識な反応の傾向について類型がある(違いがある)ことも、(必ずしも科学的な検証はできないかもしれませんが)現実的には知っておくことが役に立ちますよ、ということで、その捉え方は、私も支持しております。
このように、ある事象が科学的な手法で説明がつくかどうかということと、必ずしもそうとはいえないことも認めることは別の問題ですので、こうしたことにも、自分のこととして、自分の頭で考えることが必要ということを、強く思っております。
なお、今回は男女の行動の違いを、男女脳の観点から取り上げてみましたが、社会的な環境や文化の違いから、無意識に影響を受けているという「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」や、性別としての男女とは別の、心理的・精神的な「男性性と女性性」という切り口から捉えることも、とても示唆が多いですので、これに関しては別途調べてみようと思っております。


今月の1枚
GWに出かけた葉山の海岸で、偶然晴れた落日を見ることができました。
左側に富士山、右側に落日、そして中央に海上の鳥居があり、
結果として、なかなか絶妙なバランスになったと思います。(5月撮影)

お城のエレベーターと転売の話し

少し間が空いてしまいましたが、スタッフブログ6月分を大里が担当させていただきます。

最近のニュースの中から個人的に気になった話ですが、先ず安部総理のG20サミット夕食会での大阪城エレベータ発言について。

「明治維新の混乱で大阪城の大半は焼失したが、天守閣は今から約90年前に16世紀のものが忠実に復元されました」
「しかし一つだけ、大きなミスを犯してしまいました。エレベーターまで付けてしまいました」

私は特に安部指示派ではありませんが、今回の問題に限っては安倍総理の考え寄りです。
個人的にお城は好きなのであちこち行きましたが、直接見た中で一番好きな松本城は、ほぼ創建当時の状態であり、古木の味わいに直接触れたり、天守閣の急こう配の階段を昇る事で当時の雰囲気を実感する事ができました。
逆にコンクリづくりの名古屋城にはがっかりした思い出があります。(その名古屋城もエレベーター問題が発生してますね)

再建予定の名古屋城も含めて問題になっているのは、障害者や高齢者の為にお城もバリアフリー化しろ(又は否定するな)という事ですね。
すみません、私は、ここにどうしても違和感を感じてしまうのです。

公共交通機関、官公庁、医療関係、百貨店、レジャー施設等、生活に密着している場所や一般的な観光施設でのバリアフリー化は必要と思います。
お城も観光施設と見られなくはないですが、それよりも歴史的文化財という大きな側面があります。
失われたお城を文化財として再構築するならば、耐震や防火等の最低限の設備追加はあっても基本は当時のまま再現するべきだと思います。

社会の動きとしてバリアフリー化が正義みたいになっていますが、時と場所によっては、体調や年齢を鑑みて諦めさせる判断も必要ではないでしょうか?
全ての人が差別なく同じ条件や場所に立てるというのは理想ではありますが、性別や体力など避けられない個人差は必ずあります。
過剰な設備投資で克服する道ばかりではなく、お互いに納得できる回避案を示す事も大事だと思います。

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某小説家さんが新刊を発行されて、その記念に東京のいくつかの書店でサイン本を用意されました。
その際Twitterにて、「サイン本の転売を防止する方法を検討している」とつぶやいた所、その小説家のファンの一部によって炎上する事態となりました。
この作家さんとしては、自分のファンに対してサイン本を提供したい思いでのつぶやきだったのですが、炎上させた側のファンの言い分としては、

「転売屋のおかげで、入手手段のない地方のファンにも購入するチャンスが生まれる。」
「東京だけでサイン本を出すな、出すなら全国で出せ、不平等だ」
というのが多くの意見でした。

この小説家さんはすぐにTwitterにてご自身の思いをより詳細に伝えて早期にこの問題を収束させたのは幸いでしたが、東京の書店だけでサイン本を出したのは、恐らく出版社側の意向であると思いますし、直接作家さんを攻撃するのは筋違いと思うのです。
まあそれは置いておいて、ここでの問題は転売の是非にあります。

そもそも転売は法的にグレーゾーンであり、チケット等一部では迷惑防止条例にあたります。
販売元の承認なく本来の価格に自分の裁量で価格を上乗せして販売するので、商品の提供側からは悪と見られるのは自然な事だと思います。
一方で、入手出来ない場所にいる人や入手機会を逃した人にとっては、貴重な入手経路かもしれません。

ただ、ここでも思うのですが、先ほどの話題と同様、諦める事も必要だと思うのです。
私も地方出身ですが、イベントや特別販売など、いつも東京ばっかりという気持ちを私も持った事がありますが、同時に仕方ないかと割り切ってもいました。

しかし、今はネットがありSNSの時代です。
情報が瞬時に全国で共有でき、作家に直接意見を言える機会もある時代です。
その為、ささいな事で不平等を訴えたり、偏向した意見で攻撃する輩が激増し、時にマスコミまで便乗するケースも見受けられます。
これらの対応はネット以前と比較するととても幼稚な反応に思えるのです。

話を転売に戻しますが、この諦めるをどうもネガティブに捉える節があるのですが、そうではなく、これは所謂大人の対応と認識して欲しいのです。
転売について肯定する人は(一部やむにやまれぬ事情の方もいるとは思いますが)「欲しい!欲しい!」「行きたい!行きたい!」と駄々をこねる子供に見えてしまいます。
まあネットの場合実際未成年ユーザーも多いでしょうから、本当に子供の意見という可能性はありますが、、、

ネット社会が影響を与えている事案が確実に増えていく中で、本質を見定める目を持つ事がとても大切であり、また難しい事でもありますね。

課題解決の決定版!?

今回は、鈴木がお送りします。
多くの企業では、解決すべき課題を特定した後、十中八九「原因究明」をされています。
当然、それはとても大切なことです。
その原因究明において「いつも引っかかるなあ」ということ、ありませんか?

それ、「人」が関わる課題ではありませんか?

実は、原因究明が確実に進むのは、業務フローや工程が明確になっていて、
すべての仕事において遂行すべきことが決まっていること、に絞られるのです

…カンの良い方はお分かりかと思います。
そうです、「人」が関わると、課題は途端に混迷を極めます。
原因の特定がいつしか「悪者探し」「他社批判」になるのです。

そうなれば、課題解決どころの話ではありません。
一気に社内の関連する部署や社員同士の関係性が悪化し、ひいては業績の悪化にも
つながります。大きな影響を及ぼすのです。

ではどうすれば良いのか?
「人」が関わる課題は、どのように解決すれば良いのか?

そこで登場するのが「ソリューションフォーカスアプローチ」です。

起きていることを認識しつつ、課題への原因究明は一切せずに、
「どういう姿があるべきなのか」だけに特化して考えるのです。
原因には一切触れずに、解決策にのみ力を注いで考えるのです。

如何でしょうか?
課題の内容を俯瞰し、フローやルールの改善で解決する以外の「人」が絡むことには、ソリューションフォーカスアプローチを取ってみてください。
解決すると同時に、原因であろうことの解消ができていることもあります。

時間は有限であり、どこに意識を向けるべきか。それは経営を遂行する上で
とても大切なことと考えます。

櫻井信夫写真教室作品展「視点ⅩⅨ」のご案内

今回は1年ぶりになりますが、橋本から写真展の紹介をさせていただきます。
私が趣味で参加している写真家櫻井信夫氏の写真教室では、毎年1回、撮りためた写真の中から、テーマを決めて5枚の組み写真の形で展示をしており、以下案内となります。

本年のテーマ:瀬戸内アートの島への誘い

今回の写真展では、昨年、久々の陽光まぶしい夏に、家族で瀬戸内のアートの島、直島と豊島(てしま)に出かけたときの写真から選びました。

美麗な瀬戸内海に抱かれた大小の島々と、点在する現代アート作品が織りなす光景に接し、時に豊かな自然から、時にアーティストの想いから、様々な贈り物をいただきました。
旅に求める非日常の世界は、現実からの解放や未知なるものと出会う魅力がありますが、今回自然の中のアートに触れることで、その両者が相まって、優美とも不調和ともいえるイマジネーションを掻き立ててくれました。
そして、あと何回家族旅行に行くことができるのだろうか、とも思いました。

アートの島の醸し出す空気感を、少しでもお伝えできましたら幸いです。

【今月の2枚】

ようこそ


硝子越し、ねえ

なお、当日は、同会場に併設で、写真家櫻井信夫の写真展も開催されます。
こちらはプロの写真ですので、見応えがあります。

【写真展概要】
日 時 : 2019年4月5日(金)~7日(日)
午前10時~午後6時まで(最終日午後4時まで)
場 所 :三鷹市芸術文化センター
三鷹市上連雀6-12-14
交 通 :JR三鷹駅南口 小田急バス②番乗り場で乗車
3つ目「八幡前・芸術文化センター」下車 バス停前
会場URL:http://mitaka-sportsandculture.or.jp/geibun/access/

スマホ10年~iPhoneにAndroidにMVNOなど

私的スマホ事情

私が初めてスマホを購入したのは2008年頃になります。
まだ携帯電話が全盛期で、スマホの認知度も世間的にはまだそれほどでもなかった当時、会社の同僚がiPhone 3Gを使っていたのですが、ちょっと興味が沸きまして、私もiPhone…とはいかず、ちょっと捻くれていた私は違うメーカーで且つ仕事PCとも連動できそうだった、今は無きイーモバイルにて販売されていた、WindowsMobileのHTC Touch Diamond S21HTを購入しました。

その頃のスマホ界はiPhoneが一歩リードし、対抗馬がぼちぼち生まれはじめていたものの、いずれも手探り状態という感じでした。
で、私のHTCのS21HTですが、ハッキリ言ってゴミでした(号泣)
そもそもWindowsMobileの未来に期待して購入した経緯があるのですが、このOSが本当に仕事しないし、サポートも駄目だし、拡張性も無かったし、なまじ同僚のiPhoneを側で見ているんで、操作感とか雲泥の差でした。
結局ほとんど使う事なくS21HTは置物になりました。

そして2011年10月、メインの携帯がauだったのですが、そのauでもiPhoneが販売される事になりました。
ポイントなんかも溜まっていたし、WindowsMobileに失望していた私は、遂にiPhoneの軍門に下る事となったのです。
購入したiPhone4sはAI言語システムのSiriが初搭載された機種であり、またスティーブジョブスが関わった最後のiPhoneでもありました。
この機種は本当に優秀で、2015年まで使いました。その間iPhoneは5~6sへと毎年バージョンアップし、私もどこかのタイミングで機種変更するつもりいたのですが、この毎月の料金への不満が高まっておりました。
携帯の頃は月にせいぜい2~3千円程度だったのが、iPhoneでは7千円前後となり、そのiPhone自体もバージョンアップする毎に高額になっていくので、iPhoneそのものの問題ではなく、料金的な面での機種変更を検討するようになりました。
ただ最初に購入したS21HTの失敗がまだ尾を引いていて、当時対抗勢力に成長していたAndroidへの乗り換えに躊躇もしていました。
2015年頃は格安SIM(MVNO)が広まりつつあり、またSIMフリー端末も増え始めていた頃でもあります。

で、そのSIMフリー端末の波に乗っかろうと登場したのが、VAIO PHONE(VA-10J)で、私はこれにMNP(電話番号も引っ越し)でb-mbile(日本通信)に機種変更しました。
ご存知の方もおられるかもしれませんが、このVAIO PHONE(VA-10J)は大不評で、VAIOロゴ以外にVAIOらしさを出すような機能がまるで無く、価格もやや高めだったんで、随分叩かれた不幸な機種でした。
私もVAIOの名前に引かれて買った口で、自身チョロいのかもしれませんが、端末としてはAndroidを見直す機種となりました。
iPhnoe信者にはAndroidの操作感とかまだまだ不満を覚える方も多いようですが、なにせHTC S21HTの衝撃を覚えているだけに、個人的には全く問題ないレベルであったし、なんと言ってもGoogleとの連携がとても良くて、仕事PC、タブレット、ノートがGoogleを通して情報を共有できるのが実に便利に感じました。
そして格安SIM(MVNO)の導入によって、月額の使用料が2000円前後に収まるようになったのも大変良かった。
iPhone(au) ⇒ Android(格安SIM)はかなり悩みましたが、結果的に英断だったと思っています。

そして、昨年MVNOサービスを展開するNTT系のOCNモバイルONEが定期的に実施する期間限定プライスに引っかかりまして、現在はシャープのAQUOS sense lite SH-M05(高機能&最新OSで9800円にて購入!、iPhoneのほぼ10分の1!!)を使っています。
個人的におサイフケータイのデビュー機種となりました。
政府の推し進めるキャッシュレス決済に乗っかる訳ではありませんが、実際使ってみるとおサイフケータイ便利ですね!
まだ使い始めて半年ほどですが、SH-M05に全く不満はありません。

日本のスマホ事情

日本のスマホシェアは常にiPhoneがトップで2016年にはおよそ7割を占めていましたが、遂に2018年Androidが逆転した模様です。
と言ってもiPhoneはApple単独でAndroidは複数のメーカーによるものですから、端末としての支持率は引き続き強力です。
ともかく、世界的に見ても日本のiPhone信仰は歪に感じます。

勿論iPhoneが現在のスマホの中でトップクラスのスペックを持っている事は疑いようがないのですが、メディアのあり方には問題があるように思います。
新型iPhoneが投入される度に報道されるお祭り騒ぎと、異常な判官びいき情報。
ジョブス時代のAppleファンである私からは、最近のiPhoneは当時の驚きや衝撃を覚えるほどのインパクトを持っているとは到底思えません。
なぜそこまで有難がるのか??

そして最近のiPhoneの価格上昇も異常です。
ジョブス時代のAppleで印象に残っているものに初代iMacがありますが、カラフルなデザイン、最新で強力なスペック、にも関わらず手の届きやすい価格帯。その後のiBookもそういうコンセプトでしたが、当時低迷していたApple復活への起爆剤になった商品だったと記憶しています。
つまり当時のApple&ジョブスは後のiPhone4sに至るまで、商品開発とマーケティングが奇跡な融合をしていたと思えます。
そこを踏まえて最近のiPhoneを見ると、低価格&コンパクトサイズに位置していたiPhoneSEを切り、大型化&高額化に突き進んでいるのですが、使いやすいサイズをコンセプトに掲げていた初代iPhoneのあの精神はどこに行ってしまったのか?

すみませんiPhoneへの愚痴が長くなってしまいましたが、これもApple愛の裏返しと受け取っていただけますと幸いです。

格安SIM(MVNO)はいいぞ!

さてさて私も利用している格安SIM(MVNO)ですが、昨年末時点でようやくシェアがDocomo、au、ソフトバンクなどの大手3社を相手に14%にまで拡大しました。
それだけ今の通信料に不満を抱いている方が多いという事なのでしょうね。
2015年以来利用している私ですが、通信速度含め不満は全くありません。北海道旅行でも使いましたが、結構な山奥でも普通に利用できました。
スマホの情報関連で良く性能比較とかがありますが、最近の端末やサービスにそれほどの差があるとは思えません。
また余程のヘビーユーザーでない限り、ほとんどその性能差を実感する事もないでしょう。
過不足なく使えれば十分なのです。

格安SIM(MVNO)拡大の足枷になっているのは、選択肢の多さと手続きの面倒くささでしょう。
格安SIMの提供元とスマホ(SIMフリー端末)を自分で選び、契約する。
慣れてしまえばなんて事はないのですが、一部を除いてほとんどがネットでの手続きになりますので、ショップに行って店員さんにお任せでスマホを購入されていた層には敷居を高く感じると思われます。
それでも、頑張れば最新機種のスマホ(ただしSIMフリー端末に限る)が大手3社の平均月額使用料の3分の1程度で利用出来るのです。
ご興味のある方は積極的にチャレンジしてみてください。

本記事を書きながら思い起こして見ると、スマホが世間一般になって約10年なんですね。
今後スマホや関連サービスがどう展開して行くのか、そもそもスマホという端末が10年後にも残っているのか?
個人的にも興味がつきません。

(WEB担当 大里)

組織活性化のカギは「社員間の○○○向上」にある

今回は、鈴木がお送りします。

皆様、「成功循環モデル」をご存知でしょうか?
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱した、成功する組織開発の考え方です。

管理職の方であれば耳にされたこともあるのではないかと思います。
組織が成功するための要素を4つ定義し、その関係性の作り方と回し方で、社員がパフォーマンスを発揮し

成功するのか、不協和音を奏で上手くいかなくなるのかを説いています。

その4つの要素とは、「行動の質」「結果の質」「関係の質」「思考の質」です。

この4つのどれがスタートになって回り始めると良いのか、逆に悪いのかお分かりでしょうか?
■バッドサイクル
・成果・業績が上がらない(結果の質スタート)
・対立が生じ、押し付け、命令・指示が増える(関係の質)
・創造的思考がなくなる、受け身で聞くだけ(思考の質)
・自発的・積極的に行動しない(行動の質)
・さらに成果が上がらない(結果の質)
・関係がより悪化する、なすり合い、自己防衛(関係の質)

■グッドサイクル
・互いに尊重し、一緒に考える(関係の質スタート)
・気づきがあり、共有され、当事者意識を持つ(思考の質)
・自発的・積極的にチャレンジ・行動する(行動の質)
・成果が出てくる(結果の質)
・信頼関係が高まる(関係の質)
・もっと良いアイデアが生まれる(思考の質)
上記のように、バッドサイクルのスタートは「結果の質」になることです。
そこから始めることで、結果ありきの関係性が出来ていき、上司はその良し悪しで
評価や指示をするようになります。もちろん結果は大切ですが、部下やメンバーを
信頼できないところに、優れた結果はついてきません。

一方グッドサイクルでは、まず部下やメンバーとの関係性構築・向上ありきの
動き方になります。
対話してお互いを知り、信頼できるようになる環境を作っていくことが
スタートになれば、組織内に「心理的安全性」が生まれます。
結果として前を向くことができ、良い思考や結果につながるというわけです。

どちらのサイクルにしても、回り始めれば同じように見えてしまいます。
そのため、何が良くて何が悪いのかが見えにくくなってしまうのです。
是非今の組織内のコミュニケーションを確認してみてください。
バッドサイクルに陥っていませんか?
組織活性化のカギは「社員間の関係性向上」にあるのです。

「個の自立」について考える

今回は橋本が担当させていただきます。
近年人生100年時代という言葉も聞くようになりましたが、長い人生を送ることになったことにより、多くの企業人にとって、セカンドキャリアを含めた「自分の人生、どう生きるか」が、一層重みを増していることは間違いありません。私自身も、自分のキャリアにおける“覚悟”を決めなければいけないことを痛感しております。また、企業も定年延長や再雇用、それに伴う就業規則や賃金規定の見直しなど、さまざまな施策を行わざるを得なくなっております。いずれにしても、先の読めない様々な変化の時代を乗り切るカギとなるのは、「個の自立」と言えることは過言ではないでしょう。
そこで、今回は、企業人がどのようなライフキャリアを描いていくかを考える際に、人生の多くの時間を過ごす「企業と個人の在り方はどうあるべきか」という原点に立ち返ってみたいと思います。

いささか旧聞になりますが、私見では、日本が世界的に評価されていた1980年代の後半頃から、いよいよ自己実現時代の到来という機運が高まって来るも、バブルがはじけるとともに、いつの間にか雲散霧消してしまった印象があります。当時、従来伝統的に不可分であった企業と個人の関係の見直しを促すとともに、社会と個人の新しい関係の樹立をも示唆しました。また、これからの日本および日本企業の変革を実現していくためにも、広く国民レベルで個人の自己革新が求められるとの観点から、その第一歩には、真の意味での「個の自立」が必要となってくると考えておりました。
この個人と企業との関係のあり方に注目し、「新しい個」の確立について、以前私が在籍しておりました富士ゼロックス総合教育研究所(FXLI)が、当時研究レポートを発表しましたが、ここではそのレポートからの引用を中心に紹介させていただきます。

「新しい個」の確立にむけて
これからの時代には、常に新しい価値を創造することのできる人材が必要であり、この能力の育成が個人にとっても企業にとっても、緊急であるとの認識を高めることが必要である。
その、新しい価値を創造していく人間とは、そのコアに「私はこう生きる」という哲学を持ち、そこからにじみ出る迫力があること。しかも『じぶんらしさ』が表現でき、多様な価値観を尊重し、市民感覚があることが大切で、これらを兼ね備えた「新しい個」の育成が急がれる。
FXLIの定義による「新しい個」の概念とは以下の四つである。
①多様な価値観や行動様式が存在することを理解しており、それらと対等にかかわりあうことができる。
②自分の個性をよく知っており、その個性について正しく解り易くまわりに説明できる。
③『自分はこう生きる』という生きる哲学や夢を持っており、その実現のために努力している。
④市民としての良識を持っており、社会に役立つことを実践している。

さらに、ここではFXLIが提唱した「自立人間の条件」を紹介いたします。同社では、「今まで、ありとあらゆる場面で『対決』を避けてきたから、今、不安が膨らんでしまっているということはないだろうか」と問いかけ、「自分と対決して生きることのできる人間」の条件を次のようにあげています。

①自己の意見・主張を持つ
どんな人生を選ぶにしても、自分が主体的に参画して決めたものでなければ、本当の満足感は得られない。

②自己の意見・行動に責任を持つ
自分の人生のすべては自分の責任に帰するものだ。人間はとかくまわりに責任を転嫁したくなるが、転嫁したからといって状況が好転するわけではない。これに対決していくのは、早いほどよいといわれている。

③先見性・自発性・計画性がある
人生には目標のあることが大切である。めざす目標があるこそ、毎日の生活にハリがある。先を見ること、そして計画を立てることが大切。それらを実現するのは、自分の自発性しかない。

④自己と周囲(対人関係、状況)とのギャップに気づくことができる
状況不適応や対人関係のトラブルは、自分と相手との状況に対する認識のズレに気づかないことから始まる。

⑤周囲に対して共感性を持って行動することができる
自己と周囲の関係性を明かにしたうえで、それぞれの持ち味を活かしながら新たな価値創造が出来るような思考、行動につなげる。

ここで提示している五つの条件は、実に30年近く前に提唱されたものですが、立場や条件を超え、そして時代を超え、変化の激しい現代にも通じる指針として「自立人間をめざす」ための重要な示唆となるのではないでしょうか。

おまけ 今月の1枚

機会があって、小京都とも呼ばれる山口市にある瑠璃光寺に行ってきました。ここの国宝五重塔は、プロポーションの美しさから、奈良・法隆寺、京都・醍醐寺の塔と並んで、日本三名塔と呼ばれております。心地良い青空も幸いし、晩秋の日本庭園の中に佇むその秀麗な姿に、時が経つのも忘れて見とれてしまいました。(10月撮影)

自動車、運転してますか?

先月、復興名目で北海道に遊びに行ってきましたWeb担当大里です。

■北海道の走り方
北海道のような広大な場所で遊ぶのであれば、レンタカーは必須です。
しかし、その土地毎で走り方の癖のようなものもあるようですが、とにかく北海道のドライバーは運転マナーが悪い!
一般道なのに高速並みのスピードで走るし、煽ってくるし、ウインカー出さずに追い抜くしで、巻き込まれて事故るんじゃないかと冷や冷やする場面が結構ありました。
で、その話を北海道在住の友人に話したところ、「事故を起こすのは主に内地(北海道外は内地と言う)の人間だろー」と言う。
少し気になって調べてみたところ、どうも北海道人の共通認識としてそういう考え方が根付いているようなんです。
旅行者の起こした事故の報道が強く記憶に残るからなのでしょうが、実際にはそういった数字的な根拠はないようです。
「事故を起こすのは内地の人間」だから自分達は問題無い。としたいのでしょうね、かなり危うい論法かと思いますが。
道路交通法にローカルルールなんて無いのですから、そこは間違いのない運転を心掛けたいですね。

■ハイビーム!
運転される方であれば、夜間のライトにハイビームとロービームがあるのは分かりますよね?
つい最近になってニュースで知ったのですが、公的にはハイビームメインでの夜間走行が奨励されているんですね。
まあ確かにハイビームの方が遠距離を確認できるので安全だと言う理屈は分かるのですが、対向車として見ると眩しくて逆に事故を起こしてしまいそうです。
ただまあ、対向車のほとんど来ない田舎道とか、明らかにハイビームにすべき場所でもロービームのまま走る方も多いような気はします。そもそも切り替えるという思考が無くなっているドライバーは意外に多いかもしれません。
たまにハイビームで走っている車が居ると、ローに戻し忘れているのかな?と思ってましたが、意図的にハイビームで走っていたのかもしれませんね。
しかし、私もたまたま知った位なので、もっと大掛かりで且つ一斉に切り替えるような方法でないと、なかなか浸透しないでしょうね。

■ドラレコ
うちの車も結構前からドライブレコーダー、通称ドラレコを設置しています。
設置した後は基本放置なのですが、たまーに記録を見てみると思った以上に高画質に録画されていて、ちょっと楽しいものです。
最近は設置した車の事故記録目的以外にも様々な事件、事故の貴重な証拠となったり珍しい自然現象の記録(ロシアの隕石が落下する動画が有名)など、防犯カメラ的なポジションにもなっているようです。
先日そのドラレコが壊れまして、急いでAmazonして交換したのですが、再設置するまでの数日間は運転時に落ち着かないというか、少し不安な気持ちになりました。(スマホ忘れて出かけたみたいな感じですか)今まで無くてもなんともなかったのに、一度ドラレコを設置した場合の安心感は意外に高いのだなあと、無くなって気が付きました。
きっと今後は標準設置になるのでしょうね。

■新ジムニー
ジムニーが新しくなりました。なんか一年待ちとかの大人気のようですね。
というかジムニーは世界中にファンがいる希少な国産車です。
まあ、ある車種が特別に人気が出るというのは良くある話ですが、今回のジムニー人気はちょっと面白い。
スズキは以前にもワゴンRやハスラーなど大手には無い切り口で大ヒット車を送り出しているのですが、ジムニーの面白い所は、燃費が良くないところです。いやはっきり言って悪いです。
車のセールスポイントで燃費はかなり大きなファクターだと思うのですが、それよりもジムニーの走りを優先させたという男気溢れる決断は、さすがスズキと言わざる負えません。
いろいろな業界でデータ詐称問題が発生したという背景もあったかもしれません。実際某メーカーで燃費表記を詐称して大事件になりました。
だからこそ、正直に包み隠さず「燃費悪いっす!でも他はがんばったっす!!」という姿勢が逆に信頼感を醸しているとも感じます。
全部がこのやり方に当てはまるとは思いませんが、低燃費、低燃費と呪文のように唱える業界で、ちょっと面白いニュースでした。

人間は考える葦である

今回は、鈴木がお送りします。

「人間は考える葦である」

これはブレーズ・パスカルの有名な言葉だ。
AIが人間の仕事の50%を奪うとされている中、「考えること」の重要性が
改めて説かれている。
教育の世界でも、平成32年には、学習指導要領も新しくなり「アクティブラーニング」を用いることが盛り込まれる。
考える教育がようやく重視される。

日経新聞に「AI、データ不足6割」という記事の掲載があった。

AI活用にあたり、主要企業の6割がmデータ不足や集めたデータの形式がそろわず使えないなどの不都合で、活用できていないという課題をもっているようだ。

理論上は、作業レベルの仕事や、判断基準が明確な仕事についてはAIにとって代わられることは想像に難くないし、いずれはそうなるだろう。

しかし、実生活に浸透するにはまだまだ課題が多いようだ。

そこで「考える葦である」人間は、しっかりと思考することだ。
どうしたら来るべき人工知能に支配されずに、世の中に価値を提供し続けられるかを。

仕組みを作る一方で、自分達の仕事の領域を確保することが、いずれの企業も急務なのではないだろうか。

幸い人間は、あまの不可能と言われたことを可能にしてきた。
これからは、個々人でそれを考えていくべきだろう。

自分の身は自分で守る。

われわれ人間は無限に思考ができる人間なのだ。